日経産業新聞より
カギ・バッテリー、多地点で共有
マンション向け宅配ロッカー販売のフルタイムシステム(東京・千代田、原幸一郎社長)は、乗り捨てできる電動補 助自転車レンタルのシステムを地方自治体に提案する。カギとバッテリーを保管するロッカーを地域に複数配置し、借りた場所以外でも24時間無人で自転車を 返却できる。二酸化炭素(CO2)排出量削減や放置自転車対策に役立つ点を訴え、受注につなげたい考え。
レンタルの運営主体は自治体で、すでに 北九州市が11月以降の導入を決めた。黒崎地区に駐輪場4カ所(自転車数44台)を設置するほか、小倉地区にも設ける予定。熊本県水俣市も来年1月に2カ 所(同28台)を配置する計画だ。フルタイム社はロッカーを納入するほか、保守を請け負う。
利用者はまずクレジットカード情報を登録して会員に なり、IDカードを受け取る。駐輪場でロッカーにIDカードを差し込んで自転車のカギとバッテリーを受け取る。乗り終えたら駐輪場に自転車を返し、ロッ カーにはカギとバッテリーを返却する。バッテリーは返却後、自動的に充電が始まり、返却された順番に再び貸し出す仕組みになっている。
利用者は 携帯電話の専用サイトで、駐輪場ごとに利用と返却が可能な自転車数を確認できる。ロッカーの返却枠がいっぱいの場合でも、自転車を置いてカギをロッカーの 専用口に入れれば返却手続きが完了。返却枠を超えた自転車は自治体から委託を受けた団体が巡回して回収し、別の駐輪場に移す。
フルタイム社は データセンターでロッカーや自転車を遠隔管理し、返却時間を過ぎた利用者にメールで連絡するなどの保守業務を自治体から請け負う。同社によると電動補助自 転車は充電が必要なため、無人で貸与、返却するサービスは進んでいなかったという。レンタル料は個々の自治体が決めるが、フルタイム社によると平日・昼間 の利用で6時間300円程度が標準的という。
初年度は10都市程度への納入を目指しており、ロッカーの販売や保守請け負いで2億円以上の売り上げを見込む。同社はロッカーで自転車などのカギを管理するシステムに関して特許を持つ。
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Co2削減リスクをチャンスに
http://www.fts.co.jp/inquiry/eco.html
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